第2節パレルモ対インテル 開幕戦長友は見事に先発出場を飾った!


本日9月11日(日)こちらの時間で午後3時45分からイタリアセリエAインテルの開幕戦をTV観戦した。
イタリアリーグが今週末に開幕し、やっとすべてのヨーロッパリーグが開幕したことになる。
開幕戦が第2節というのは、ストライキのため開幕が延期された影響からだろう。しかし、長友はその恩恵を受けることになる。怪我から驚異的な回復力を見せ、開幕戦のピッチに、それも先発出場として立つことができたのだ。


今季のインテルには、長友のほかにも楽しみな選手がいる。前サントスの右SBジョナタンである。二人とも先発出場を果たしていた。


まず、インテルというチームに対する印象だが、この試合を見て、今までとはかなり異なった。
というのも、去年5月のチャンピオンズリーグ決勝で見て以来、超守備的というネガティブな印象しかなかったが、この日は、それとは180度異なる、終始攻撃的な姿勢を見せたからである。
これは、アウェイとはいえ、格下相手だったからかもしれないが、今日見せてくれたインテルのサッカーには、見ていて楽しさを十分に味わうことができたからだ。


個人的に注目していた選手は、左右両SBだ。3バックの布陣なので、それぞれがその前列のMFの位置にいる。ということで、長友もジョナタンも上がる上がる。十二分に攻撃を仕掛けていた。見ごたえ十分だった。


私はこの日、その前に、ウォルスブルク対シャルケの試合もTV観戦していたのだが、いつもそうなのだが長谷部の姿がTV画面に大写しになることはほとんどない。
しかし、長友はいつもそうなのだが、大写しになる場面が多々あるのだ。それだけではない、TVの実況も「ナガトーモ、ジャポネーズ」と必ず連呼するのだ。
だから、インテルの試合、というよりも長友の出る試合を見るのは楽しいのだ。わくわくさせてくれるのだ。


長友、相当に上がっていた。ゴール前にも何度も顔を出していた。
一方逆サイドのジョナタンも、同じく、だった。ホビーニョの技で有名なペダラーダ(またぎフェイント)を見せたり、十分に見せ場をつくっていた。


さて、試合は、前半33分、味方がシュートした球がゴール前のジエゴミリートの足にぶつかってゴールに入るというラッキーなゴールで、インテルが先制した。
インテルがボールを支配し攻撃を仕掛けるが、時折見せるパレルモのカウンターは、よくインテルDFを抜いており、危ない場面もけっこう見受けられた。


前半は0−1でインテルリードで終わった。


後半、いきなりパレルモにゴールが決まった。私は、ハーフタイムにある作業をしており、このシーンを見逃してしまったのだが、VTRで見た限り、見事にDFの間を抜いていた。
しかし、その直後、インテルはPKを得て、再び1−2でインテルがリードした。
しかし、その直後、またもパレルモにゴールを奪われてしまう。


その後、後半17分に残念ながら長友は交代してしまう。長友に代わって入った20番のオビという選手が、長友同様、いやそれ以上に攻撃的でかなり見せ場をつくっていた。


その後、インテルは攻めるものの、ゴールを決めることができない。
一進一退の攻防といった感じか。
そして、あと5分ぐらいというところで、パレルモにゴールが決まる。
その後、インテルは攻めるが、またもパレルモにゴールだ。不意打ちのような球が、見事にゴールマウスに入っていった。
2点差になり、インテル北濃厚なロスタイムにフォルランがゴールを決めたが、それが精一杯だった。


結局、3−4でインテルは負け、開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。


しかし、長友、そしてジョナタンは、二人とも持ち味を出していたし、悪くなかったと思う。
ただ、長友がかなり早い時間帯で交代させられたことは、少し気になる。どういう判断からだったのだろうか。


優勝を狙うであろうインテルは、開幕戦を落とした。これが、チーム、選手にどのような影響を与えるだろうか?
守備面をどう克服していくかが課題になるのだろうが、私的には、ひいきの2選手、長友とジョナタンの見応えある攻撃的なプレーが見れるフォーメーションだったので、今季のインテルには、楽しみを感じることができた。


これからも見れる限り、インテルの試合を見たいと思ったのだった。