第23節サントス対クルゼイロ サントスは何とか勝つことができた


昨日9月10日(土)、レアル・マドリッド戦をTV観戦した後、午後5時過ぎ、私は子どもたちを迎えに子どもの友達の家に行った。
長男の一番仲の良い友達で、次男も喜んで一緒に遊びに行ったのだ。子どもたちは、プールに入ったりして楽しく遊んでいたようだった。


サントス戦の開始は午後6時だった。その時間までに帰ってこようと思っていたが、少し遅れてしまった。帰宅してTVをつけたら前半14分を経過しており、既に1−0でサントスが勝っていた。
サントスのゴールシーンを見逃して、少し残念な気がした。しかし、サントスがリードしていることに対しては、嬉しく思った。


サントスは、試合開始から猛攻していたようだ。そんな中前半12分にFWボルジェスが決めてくれていたのだった。
それ以外にも、何度かゴールネットを揺らしていたようだったが、惜しくもオフサイドの判定だったようだ。


私が見始めてからも、サントスは気持ちのいいぐらいに攻めていた。一度、ボルジェスがゴールを決めた、と思ったのだが、これもオフサイドの判定だった。どう見ても、オフサイドではないのだが・・・。
この日のレフリングはひどかった。オフサイドの判定は何度ミスがあったことか・・・。それ以外にも、わけがわからないぐらいにカードが出されていた。
そして、前半32分に起きたペナルティエリア内でのサントス選手へのファウルの判定も、おかしかった。クルゼイロの選手が誰とも接触することなく膝を折るようにして倒れた途端にファウルの笛が吹かれ、クルゼイロにPKが与えられたのだ。
すぐ近くにエドゥー・ドゥラセーナがいたので、エドゥー・ドゥラセーナが3試合連続でPK献上かと思ったが、実際には途中出場のアンダーソン・カルヴァーリョのファウルだった。
サントスGKハファエロは、このたび初めてセレソンに選ばれた。セレソンの意地を見せてやれ、と祈りながら見ていたら、何とキッカーのMFモンテージョは見事に枠外に外してくれたのだ。
これには、ゴール裏のサントスファンたちが大喜びしていた。本当に命拾いした。
そのまま、1−0で前半を終了した。


この日のサントスの先発選手は、いつもと少し違っていた。右SBにブルーノ・アギィアール、ボランチにアリソン、そしてトップ下に前節に大活躍したフェリペ・アンダーソンが入っていた。そして前節同様3トップで10番はアラン・カルデッキがつけていた。
しかし、開始1分にアリソンが負傷退場し、アンダーソン・カルヴァーリョが入ったのだった。


後半は、前半とは一転して、クルゼイロが攻撃に出てきた。サントスは前半飛ばしすぎた反動もあるのだろう、動きが悪くなっていた。
しかし、不可解なレフリングでクルゼイロ選手が二人も退場したことにも助けられ、何とか1−0のまま勝つことができたのだった。


この試合、気になる点が2つほどあった。
一つ目は、前半のサントスは素晴らしかったが、後半は前半が嘘のように防戦一方になってしまった点。もう一つは、ネイマールにゴールが決まらない点である。
一つ目については、前半の攻撃は、久しぶりにサントスらしい攻撃、ゴールの予感が感じられた。後半息切れしたが、これは進歩とみてよいだろう。
二つ目について、ネイマールはゴールこそ決めてないが、アシストなどはあり、それなりにいい動きはしているのだ。ただ、やはりFWとしてはゴールを決めることが仕事なので、どうしても物足りなく思ってしまうのだ。ボルジェスが16ゴールと得点王ランキングで断トツの1位につけていることも、ネイマールを物足りなく感じてしまう一因だろう。


まあ、そんな点はあるが、やっとサントスにもエンジンがかかってきた感じだ。
次は次週日曜日に1位のコリンチャンスとのクラシコである。
この調子で、勝ち続けてくれることを期待するのである。