話題の久保建英君ついにバルサのカンテラへ


ついに久保建英君がスペイン、バルセロナカンテラへ入団したとのことだ。小学4年生でである。
小学4年生といえば、我が長男と同じである。


久保建英君のことを知ったのは、去年の4月のことだった。
インターネットのニュースで、少年サッカーの国際大会にバルセロナのメンバーとして出場し、大会MVPを取ったことを知ったからだ。
このとき、バルセロナ在住の日本人なのか、と最初思ったが、インターネットで調べているうちに、日本でバルサのサッカーキャンプがあり、前年にそれに参加しそのバルサキャンプのMVPを取り、バルサの一員として少年サッカーの国際大会に出場したことを知ったのだった。


私の長男もサッカーをやっており、サッカーが大好きである。
このとき、バルサのサッカーキャンプが日本で毎年行われていることを知り、ちょうど一時帰国のタイミングで行われていたので、若干値は張ったが、長男たっての希望だったので昨年初めて参加させたのだ。
そして、今年も一時帰国のタイミングと合ったので、参加したのだった。


今年のバルサキャンプは、対象者を6歳から13歳(だいたい小学生)とし、日本の夏休み期間に4クール開催されていた。第1〜第3クールが横浜で行われ、第4クールが大阪で行われた。
長男は第2クールに参加したが、久保建英君は第3クールに参加していた。
ということで、わざわざ、久保建英君を見るために、第3クールの初日に会場である横浜みなとみらいのグランドまで行ってきたのだった。


年齢および実力から4つのカテゴリーに分けられる。
長男は上から2番目のカテゴリーだったが、久保建英君は当然の如く一番上のカテゴリーだった。


バルサの練習は、基礎練習ばかりで、ほとんど試合形式がない。ということで、久保建英君のプレーも試合形式では見ることができなかった。
カテゴリーの中では一番小さいと思われるが、もう場慣れしているのだろう、その中でも一番よく声を出しており積極的に練習を行っていた。


試合形式ではないので、正直どれほど上手いのかはわからなかった。しかし、風格というかインテリジェンスな雰囲気は醸し出していた。ミズノのシューズを使っており、常に左足を使っていたことが印象的だった。


さて、そんな久保建英君がついにバルサカンテラに入団したというのだ。本物のスペインのバルセロナに行ったのだ。
これは本当にすごいことだと思う。若干10歳の小学4年生である。
それも、今や誰もが認める世界一のクラブのカンテラに入団したのだ。


去年、我が街ブラジル、サルヴァドールに、日本の中学1年生の少年がサッカー留学に来ていた。
日本の少年が、親元、親しんだ環境を離れ、異国の地で生活していくことの大変さを目の当たりにしたのだった。


久保建英君の場合、お母さんも一緒に生活するようなのでそれほど心配することはないのかもしれないが、やはり生活で苦労する部分はでてくるだろう。小学生、中学生は、学業も行わなければならない。教育をどのように受けていくかという問題も出てくるだろう。
しかし、それ以上に、バルサに認められ、バルサカンテラに入ってプレーすることが許されたことは、これ以上ないぐらいのチャンスである。それを生かさない手はないだろう。


身近で見た久保建英君がこれからどんな風に育っていくのか、成長していくのか、非常に楽しみである。
今後の活躍を期待していきたいと思うのである。