第19節サントス対サンパウロ 今節は各地でクラシコ三昧だった


今節、この週末は、各地でクラシコが行われた。
クラシコとは、その地の有力チーム同士の対戦である。
サンパウロの4チームはそれぞれ、最大のライバル同士のコリンチャンス対パウメイラス、そしてサントス対サンパウロ。リオの4チームはそれぞれ、フラメンゴ対ヴァスコ、フルミネンセボタフォゴポルトアレグレでは、グレミオインテルナシオナル。ベロ・オリゾンチでは、クルゼイロアトレチコ・ミネイロ。ほかにも、フローリアノポリスでもアヴァイ対フィグリエンセ。ほかにも、サルヴァドールバイーアフォルタレーザのセアラーというノルデスチダービーまであった。
これだけクラシコを同時期にやるのは異例だろう。


そんな中、私は本日日曜日午後4時からの、ひいきのサントス戦をTV観戦したのだった。


本日、昼間出かけており、帰宅したのが4時20分ごろだった。すぐにTVをつけたら、前半18分になっており0−0だった。


この日のサントスの先発メンバーは、前の試合とは少し違っていた。
右SBがダニーロからパラーへ、ボランチがアロウカからアドリアーノへ、そしてMFの右がエラーノからダニーロに変わっていた。


対するサンパウロは、期待の新鋭MFルーカス、カゼミーロは出ていたが、ベテランMFのヒヴァウドは先発メンバーには入っていなかった(後半終了間際にルーカスに代わり出場した)。


終始サントスがおしていたような気がする。
しかし、先制したのはサンパウロだった。前半45分、ルーカス一人にやられた。ルーカスがサントスのDFを抜き、そのままゴールを決めたのだ。
その後すぐに前半が終了した。


後半は前半以上にサントスが圧倒的に攻めていた。しかし、時折見せるサンパウロのカウンターで、何度かGKと1対1になる大ピンチがあったが、GKハファエロの好セーブで事なきを得ていた。ハファエロでなければ、あと2点ぐらい入れられていただろう。
サントスは攻めに攻めるが、惜しいシュートはいくつもあったが、どうしてもフィニッシュが決まらない。
そんな中、後半36分に、何とあのガンソが決めてくれたのだ。
ガンソから途中出場のFWアラン・カルデッキに渡り、再びガンソへ。ミドルシュートがきれいにゴールマウスに入っていったのだ。
この日、ガンソは積極的にシュートを打ってきていた。
ガンソは、私が観に行った前々回の試合では最悪だったが、前試合ではまずまずな感じだったし、この日は積極的な姿勢を見せ、それなりの活躍ぶりをみせてくれていた。


結局、そのまま1−1で引き分けた。
この日はホームだったし、勝ってほしかったが、負けなくてよかった。


さて、他のクラシコだが、サンパウロのもう一つのクラシココリンチャンス対パウメイラスは2−1でパウメイラスが勝った。
リオでは、フラメンゴ対ヴァスコは0−0、昨日行われたフルミネンセボタフォゴは2−1でボタフォゴが勝っていた。


今節は、クラシコだっただけでなく、前半戦の最終戦でもあった。
サントスは、勝ち点22で14位で折り返すこととなる。首位のコリンチャンスが勝ち点37なので、勝ち点15点差ということになる。
厳しいが、決して不可能な数字ではない。
復調気味なので、何とか、後半戦快進撃を続けてほしいと思うのである。