第8節サントス対フルミネンセ サントス今季初の連勝だ!


8月24日水曜日、サントス戦があった。
この日は(前日も)、ブラジルでは南米のクラブチーム同士の大会、コッパ・スウアメリカーナの試合が組まれていたのだが、サントスも対戦相手のフルミネンセもコッパ・スウアメリカーナには出場していないので、本来7月上旬に予定されていた第8節のこの試合は、約1か月半後のこの日に延期されていたのだった。
そのため、ブラジル選手権では、この試合だけ行われたのだった。


ちょうどこの日の朝、ネイマールに子どもが生まれた。ブラジルではかなり話題になっていた。
この試合の直前にもピッチ上で、ネイマールはやたらとこの話題でインタビューを受けていた。


さて、この日、サントスの先発メンバーは、リベルタドーレス杯の決勝以来の、ほぼベストメンバーの布陣で臨んだ。


GK:ハファエロ・・・前試合で負傷交代したものの、この日は右目上に絆創膏をつけ、出場した。
右SB:ダニーロ・・・U20W杯の優勝メンバー。久々の復帰は、右SBだった。ポルトへの移籍が噂されるが、移籍はなくなったのだろうか?
CB:右エドゥー・ドゥラセーナ・・・レッドカードによる出場停止から復帰。
   左ドゥリヴァウ
左SB:レオ
ボランチ:アロウカ
MF:右エラーノ
   中央ガンソ
   左エンヒーキ・・・レギュラーの座を手中に収めつつある。
FW:右ボルジェス
   左ネイマール


リベルタドーレス決勝と異なるのは、MFのエンヒーキ(リベルタドーレス決勝はアドリアーノ)とFWのボルジェス(同ゼ・エドゥアルド)だけで、これが今のベストメンバーといえるのだろう。


開始早々は、互角といった感じだろうか。お互い、開始早々から数度チャンスを作っていたが、最初にゴールを決めたのは、サントスだった。
前半13分、エラーノからのFKをボルジェスが頭で決めて、サントスが先制した。


その後も互角に攻めるが、前半38分、サントスの先制と同じように、FKからハファエロ・モウラに頭で決められてしまった。これで1−1の同点だ。
いつもこんな感じだ。せっかく先制してもすぐに追いつかれてしまう。


しかし、この日のサントスはすぐに引き離したのだった。その後すぐの前半41分、アロウカからのボールをボルジェスがうまく決めてくれたのだ。これで2−1.再びサントスがリードした。


後半は、またサントスにとって耐える時間が多かった。決定的なピンチも数多くあったが、GKハファエロを中心になんとか凌ぎ続けた。
耐え続け、後半終了間際にはサントスに何度か決定的なチャンスが訪れたが、それをすべて外してしまった。


そのままゲームセット。サントスが何とか耐えながら2−1で勝利を収めたのだった。
この日、子どもが生まれたネイマールにゴールを期待したが、残念ながらゴールは奪えなかった。
しかし、何より勝てたことがよかった。今季、初めての連勝である。これでやっと14位に浮上した。


ここ2試合、快勝ではないが、苦しみながらも勝ちをものにできた。結果がものをいうので、結果を出せたことは本当によかったと思う。
この調子で、勝ち続けてくれることを、切に願うのである。