第7節フィグリエンセ対サントス 久々のサントスはまったくいいところがなかった


本日6月29日は久々のサントスのブラジル選手権の試合だった。かなり楽しみにしており、一部始終TV観戦したが、相当にがっかりする内容だった。


リベルタドーレスも終わり、仕切り直しでこの選手権をむかえなければならなかったのに、まったくダメだった。
しかし、ネイマール、ガンソ、エラーノがいないだけで、こんなにガタガタになるとは・・・。


原因はそれだけではないだろう。今までは、仮にネイマールがいなくても、それに代わるFWが十分にいた。今はそれがまったくいない。
今までは、ネイマール以外にもゼ・エドゥアルド、マイコン・レイチという素晴らしいFWがいた。しかし、二人とも出ていってしまった。


ケイヒソンはいるのだろうか?ジオゴはいるのだろうか?
本日のFWは、ボルジェスとヒッシェーリだった。まあ、ボルジェスは素晴らしいFWだ。本日は全然だったが、まあいいだろう。ヒッシェーリは、ホジャーと同じように、サンパウロ州の格下のチームから入ったばかりだ。今日唯一のゴールを決めているので、それなりの力はあるのだろうが、心許ない。もっと本当に信頼できるFWが必要なのではないだろうか?マイコン・レイチが出たのはかなり痛出だ。


MFは、トップ下は10番でホジャーだった。悪くはなかったと思うが、前半だけで代えられてしまった。TVの実況でも、「インテリジェント(頭がいい)」などとそのプレーぶりを褒めていた。ちょっと褒めすぎだとは思うが、まったく悪いとは思わない。
それに代わって入ったフェリペ・アンダーソンだが、ダメだね。ボールはキープできないし、まったく試合をコントロールできない。
アラン・パトリッキはいないのだろうか?ガンソの代わりはいつも彼が務め、常に安定したプレーを見せてくれていたのだが・・・。


この日は、3ボランチだった。アロウカ、アドリアーノ、それにダニーロだった。個々の選手はいいのだが、このシステムはダメだろう。攻撃の起点にまったくならない。
ボランチ、せめて2ボランチにして、中盤を厚くしないと、攻撃できない。


DFは、ほぼレギュラー陣だったのだが、ずいぶん突破されていた。2点もいとも簡単に取られているのだから・・・。まるで、少し前までのサントスだ。ムリシー・ハマーリョが監督に就任して以来、相当に守備が改善されたと思ったのだが、この日はまた元に戻っていた。


これでは、かなり厳しいといわざるをえない。このメンバーでしばらく戦わなければならないのだから・・・。


相手のフィグリエンセはまったく強いとは思わない。しかし、それ以上にかなり格上なはずのサントスはまったく攻撃ができないのだ。


次はブラジル選手権のタイトルを狙うと豪語しているが、こんな試合を見せられると、冗談言ってる場合じゃないよ、という気になってしまう。


果たして、次の試合までに修正できるだろうか・・・。本当に、考え直して、真剣に戦ってもらわなければならない。