今週末第6節は前5節同様にサントスの試合だけなかった


今週末、6月25日(土)、26日(日)にブラジル選手権の第6節が行われた。


しかし、我がサントスの試合は先週末の第5節と同様になかった。
これは、すごいことなのだが、サントスの先週末と今週末の試合は延期されることになったのだ。
当初の試合日程では、サントスも例外に漏れず、行うことになっていたのだが、急遽サントスの試合だけ別の日程に延期されたのだ。
要は、サントスだけはリベルタドーレスの決勝に備え、その前後の試合を予定されていたにも関わらず、それを優先させるために日程をずらしてくれたのだ。CBF(ブラジルサッカー協会)が、ブラジルのチームにリベルタドーレスのタイトル獲得のために全力で援助してくれているのだ。
本当に、ブラジルは心の広い国だと思う。


こんなこと、日本では絶対にありえないだろう。
だいたいこんなことをJFAが決定したら、他のチームは文句を言うだろう。
本当に、ブラジルの臨機応変さには感心させられる。


来週末から、ナショナルチームの南米王者を決めるコッパ・アメリカ(南米選手権)が始まる。我がサントスからは、セレソンネイマール、ガンソ、そしてエラーノの3人が選ばれている。
ブラジル選手権は、そんなコッパ・アメリカの日程などお構いなしにずっと行われる。その間、サントスは3人のクラッキなしでブラジル選手権を戦うことになる。しかし、だからといってサントスはCBFに文句など一切言わない。それが当たり前だからだ。
私は、大のサントスファンだが、自分の応援するチームから3人もセレソンに選ばれていることは、本当に嬉しく思う。誇りにすら思う。サントスの3選手が出るコッパ・アメリカは、思い入れも増し、より応援するようになるだろう。それ以上にサントスの選手たちがセレソンで活躍する姿が見れるのは、本当に楽しみだ。
その期間約1か月間、3名抜きでブラジル選手権を戦うことになるのだが、そんなことはまったく構わない。それをチャンスに控えが奮闘してくれればいいのである。控えも含めてサントスというチームなのだから、こんなことは当然だ。それがチーム力というものだろう。


これは、私に限ったことではないと思う。ほとんどのサントスファンはそう思っているだろう。
サントスに限ったことではない。自分の応援するチームから代表に選ばれれば、それは本当に嬉しく誇りに思えることだと思う・・・。


しかし、日本のクラブチームは、考え方がまったく違うようだ。
日本がコッパ・アメリカを辞退する可能性があると聞いたとき、まさか、そんな理由からだとは夢にも思わなかった。その理由を聞いて、非常に違和感を感じた。


代表で戦うことが、サッカー選手として最も大事なことではないのだろうか?
そんなに、日本のクラブで戦うことが大切なのだろうか?そんなに日本のクラブは偉大なのか・・・。日本代表の地位も落ちぶれたものだと思わざるを得ない。


まあ、もうとっくに決定したことなので、今さらなのだが、サントスおよびCBFの態度、姿勢をみて、そんなことが思い返されたのだった。


さて、話を本題に戻そう。


というわけで、いつも楽しみにしているサントスの試合がなかった今週末は、他のチームの試合を合計3試合TV観戦した。そのレポートを以下に簡単に記していきたいと思う。