第10節サントス対アトレチコ・ミネイロ 久々にサントスは勝った!


先週の土曜日7月16日のことである。
コッパ・アメリカ真っ最中だが、ブラジルリーグはそんなことにお構いなく行われている。
今回セレソンに選手を派遣しているブラジルのクラブは5つある。サントス、サンパウログレミオボタフォゴ、そしてフルミネンセである。
しかし、他のチームが一人ずつなのだが、サントスだけは、ネイマール、ガンソ、そしてエラーノの3人が選ばれているのだ。
そもそも国内クラブからセレソンが選ばれるのはここ数年せいぜい2〜3人だった。今回は合計7人である。かなり異例といえる。


いつもなら、セレソンにほとんど選ばれることがないブラジルのクラブである。だから、当然のように、ブラジルリーグはまったく関係なくスケジュールが組まれているのだった。
しかし、さすがにサントスは超主力級を3人も出しているので、正直つらいところもある。ということで、サントスの役員がCBF(ブラジルサッカー連盟)に足しげく通い、すでにスケジュールが組まれている試合を延期してもらったりしているしているのだ。
ということで、サントスは通常の他のチームより消化試合は2試合少ない。しかし、この日の試合まで延期されることはなく、この10節の対アトレチコ・ミネイロ戦は予定通りに行われたのだった。


開始は夜9時からだった。
この日、コッパ・アメリカのアルゼンチン対ウルグアイの試合を見ていた。この試合は7時15分開始だったので、90分間で終われば、9時の試合開始から見ることができたのだ。しかし、延長、PK戦までもつれることになってしまった。
そのため、結局このサントスの試合を見れたのは、後半開始からだった。
この時点で、2−1でサントスが勝っていた。これは珍しい。最近、勝っているところをほとんど見たことがないので、これはチャンスだと思い、応援にも熱が入った。


この日の試合は、久々にホームのヴィラ・ベルミーロだった。
リベルタドーレスの決勝以来、約1か月間、なぜか常にホームゲームは準ホームともいえるサンパウロのパカエンブーで行われていた。特にヴィラが工事をしていたとかいうわけでもない。
サントスのヴィラ・ベルミーロでの勝率はかなりのものである。まぁ、そういうことも多少は影響しているかもしれないが、この日は久々にリードを得て、試合を進めていたのだ。


さて、この日の先発メンバーを見てみよう。
この日のメンバーは、前節とも大分違っていた。
違ったのは、DFでは、CBのエドゥ・ドゥラセナと左SBのレオが出ておらず、その代わりにブルーノ・アギィアールとブルーノ・ホドリゴが出ていた。
そしてボランチの一人がホドリゴ・ポセボンに代わり、ウエズレー・サントスという初めて見る選手が出ていた。
攻撃的MFには、フェリペ・アンダーソン。これも、久々の先発だろう。最近、いつも途中出場のイメージだ。
そして2トップは、ボルジェスと最近いつも先発だったヒシェーリではなくジオゴが入っていた。


後半開始からジオゴに代わりチアゴ・アウヴェスが入った。この選手もよく知らないが、相当な若手なのだろう。サントスの若手特有の激しいモヒカン頭でピッチ上を駆け巡っていた。
その後、フェリペ・アンダーソンに代わりホジャー・ガウーショが、そしてウエズレー・サントスに代わり、CBのヴィニシウスが入った。ヴィニシウスを入れたのは守備固めだろう。


正直。このメンバーで、どれだけ機能したかはよくわからない。
しかし、全体的にサントスのほうが押してたような気がする。
何より大切だったのは、勝つことができたことだ。結果が着いてきたのだ。これは大きい。
結局、後半に点数は入らず、2−1でサントスは久々に勝つことができたのだ。


これで、3勝3敗2分けの勝ち点11になり、少し順位を上げることができた。


しばらくは、こんな危うい試合が続くのだろうか?
果たして、これからサントスは上昇気流に乗ることができるのだろうか・・・。注目して、見守っていきたいものである。